- 【社 名】
- 株式会社 UENマネージメント
- 【所在地】
- 東京都千代田区平河町1-5-15
- 【代表者】
- 代表取締役 楠田 佳世
- 【設 立】
- 2007年11月
- ■代表略歴
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東京都出身
1998年University of St. Thomas 会計学科大学院卒
大学院卒業後、米国公認会計士として大手会計事務所ヒューストンオフィスに勤務。
帰国後、米系投資銀行、独立系不動産ファンドに勤務。
2008年7月インテリアを学ぶ為に渡英。ロンドン芸術大学チェルシー校にてインテリアデコレーションを学ぶ。
2009年7月麹町にファッションを楽しむ新しいスタイルPersonal Closet M&Vを立ち上げる。
■代表者挨拶
2008年の秋アメリカの投資銀行の一つリーマンブラザーズが破たんしました。対岸の火事と思っている暇もなく、日本にいる私たちの生活にも景気の低迷、派遣切りという形で影響が出ました。
少し前、2008年の春にアメリカの経済学者ロバート・ライシュの著書「暴走する資本主義」という本の日本語訳が出版され、その中で投資銀行が象徴する超資本主義の問題点について述べています。
この本で述べている事の一つに、私たちの持つ2面性があります。それは、資本主義というくくりにおいて、私たちは「消費者」であり、「投資家」に分類されますが、一方、民主主義というくくりでは、「労働者」であり、地域社会の一員と分類されます。それぞれの役割から、私たちの動向には2面性があるというのです。
そして現在、資本主義下における、「消費者」・「投資家」としての一面が優位性を持ち、2つの役割のバランスが崩れている事を指摘しています。そしてそのバランスが崩れた状態がどういう結果につながっていくかを述べています。
この著書の一節を読みます。
「例えば、私は貧しい人が教育を受け、労働力の一旦を担うことを願っている。そうでないと犯罪が増え、私の愛する人が脅かされる可能性があるからだ。私やもう大人になった私の子供たちが合法的な経済活動では自分の未来がないと思った貧しい子供たちによる「おやじ狩り」の対象になるかもしれない。地球温暖化は地球を脅かすが、私が散歩を楽しみにしている海岸も脅かしている。」
2010年の夏はとみに暑く、地球温暖化や環境破壊に対する関心は高まっています。一方途上国では今日も森林が伐採され、農作物を作る為に、森が焼かれ畑がつくられています。
こういう行為を批判する事は簡単かもしれません。しかし生まれてから一度も本当の貧困-明日食べるものがない状態や、朝起きて何キロも歩いて水を組みに行ったという経験をした事がない私には、今日食べるものにも困る人々が行う環境破壊を一方的に非難することはできないと思いました。問題は環境破壊ではなく、それを引き起こしている貧困なのではと思いました。今日という短期的視野だけを考えて生きている人々が教育を受けることにより、生産的・持続可能な経済に結び付く仕事を得る支援をしたいと思い、東京にいる私が、私の為に、社会の為に、地球の為に何ができるかを考えて、循環型経済と社会貢献につながるレンタルサロンをつくろうと思いました。それがこのパーソナルクローゼットM&Vです。
アメリカ先住民族であるインディアンのホピ族は1本の木を切る際に、7世代先の影響を考えると聴きました。一人一人の持つ選択の結果が将来にどう影響を及ぼすか、そんな長期的視野を起点に今日をどう生きるかが問われるのではないかと思っています。